育児・教育方針

自己肯定感を高める子育てを実行してみたら・・・

 

最近自己肯定感を高める子育てというものに興味を持っています.

というのも、最近うちの子供達は何かとストレスを感じて敏感になったり、体調不良を訴えるようになってしまいました。
一番上の長女は小学1年生ですが、学校でマラソン大会などの気分が向かない行事になると、頭が痛いなどと言って保健室に行くことも・・・

さらに真ん中の長男は毎朝保育園に行くのが嫌だと駄々をこねる始末・・・
そして一番下の次女はイヤイヤ真っ只中で何を言っても聞きません。

こんな3人がと私が一緒にいるとどうなるでしょうか?

毎朝毎朝、誰かしらが体調不良を訴え、誰かがギャン泣きし、そして誰かが怒っているという悪魔のループに陥ります。
そして、私のストレスと怒りはマックスで怒鳴り散らすという自己嫌悪。

なぜ自己肯定感が重要?

こんな繰り返しをどうにかしたくて、私はこんな本を買ってみました。

イライラしないママになれる本 子育てがラクになるアドラーの教え

イライラしないママになれる本 子育てがラクになるアドラーの教え

「自己肯定感」を高める子育て

「自己肯定感」を高める子育て

  • 作者: ダニエル・J・シーゲル,ティナ・ペイン・ブライソン,桐谷知未
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2018/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る

 

アドラー式子育てと自己肯定感を高める子育て。
なんか人気だったので、とりあえず手に取ってみたら
「わかる!わかる!!!」
と私と同じエピソードがたくさん掲載されていました。

子供が学校を嫌がるとか、兄弟げんかのこととか・・・・

こういうのって「自己肯定感」っていうのが関係しているのか?とも思いながら、とりあえず購入。

確か長女が幼い時に買った教育本で、自己肯定感っていうものを聞いた気はするけど、最近の私は仕事が忙しすぎて、子供の教育や子育てなんていうものに目を向ける余裕が全然なかったと反省しました。

改めて自己肯定感ってなんぞや???

 

私流に解釈した結果は

  • 自分に自信を持てること
  • さまざまなことにチャレンジできる機動力
  • 困難に立ち向かう時も、自己肯定感が強い子は自分で乗り越えることが出来る

そんな内なるパワーのことらしいです。

とにもかくにも実践あるのみ!

とりあえず、本の丸写しのようにやるだけやってみるかという気分になった私は取り合えず

怒らない!怒りたくなった時に自分の気持ちを言い換えてみる

ということを実践してみたのです。

自分の気持ちで言い変えてみる

ということは、例えば「子供がお腹が痛い」とか、「今日保育園に行きたくない」などと言った場合、以前の私は

そんなこと言ってないでとにかく行っておいで!行ったら大丈夫になるから!!!

という、軽くあしらう対応でごまかそうとしていました
しかし、この自己肯定感を高める子育てという方法論に当てはめると正しい対応は、

「そっか、お腹が痛いんだね、ママは心配だよー。元気に行ってくれるとママも安心できるんだけどな。」
「お家でおもちゃで遊んでいたいんだね。ママもB(長男)と一緒にいたいけど、お仕事も頑張らなくちゃいけないんだ。Bがイヤイヤしたら、ママも困っちゃうんだよ。」

こんなかんじで、子供の気持ちを受け止め、自分のイライラしている理由を子供にわかるように伝える。

正解かどうかわからないけど、とにかく現状をどうにかしたくてやってみたという感じでした。

基本的にはイライラした時の自分の気持ちや、なぜイライラしているのかを、自分自身で考えて、その説明を子供に伝えるみたいなかんじ。
最初はよくわからなかったけど、見よう見まねでとにかく実践してみました。

数日の実践で子供が変わった!!!

でも実際にやってみると、親の根気強さと、辛抱強さがかなり試されます。

今まではイライラした時には、ドカーンと怒ればそれだけでストレス発散になったものですが、自己肯定感を高める子育てを実践するととにかく自分の気持ちを堪えて子供優先で考えなければいけません。
自分がイライラする気持ちを受け止め、自分がなぜ怒っているのか、何をしたいかという視点で考えて発言する必要があります。

 

でも上記のようなかかわりを続けてみた結果・・・

子供が変わってきたのが、こんなズボラな私でもわかるようになりました!!!

 

  1. 長女が自分から「行事、頑張ってみる」と言い出した。(以前はその行事になると、頭が痛いと言っていた)
  2. 長女が以前より甘えてくるようになった
  3. 長男が自分から時間を気にして朝の支度をするようになった
  4. 長男が下の子におもちゃを貸してあげられるようになった
  5. 次女のイヤイヤが少し減った!
  6. 次女のトイトレが進んだ!!!

などなど・・・

中には「それは単に成長しただけでしょ?」とも思えるようなこともありますが、でもでも本気で子供たちが変わったと自分自身が驚いています。

長女(7歳)のケース

長女自身は、一番上で今までしっかり者のお姉ちゃんということもあって、不定愁訴のような精神的体調不良以外は特に問題はないかな?なんて感じていたのですが、私自身が長女のことを気にかけてあげられていなかったということが一番の問題点だったと気づかされました。
今までよりも長女からべたべたしてくることが増え、自分から不安なこととか、学校であったことなどを話してくれるようになりました。そして好きなだけ会話をしたら、

「〇〇(行事のこと)、本当はA(長女自身)はできるようになりたいんだ。」

と自分の気持ちを伝えて、自ら嫌がっていた行事に対し、頑張る決意を示してくれたのでした。

本当にうれしかった~(T_T)

長男(3歳)のケース

長男はというと、甘えん坊で泣き虫。

次女におもちゃをとられては泣いている毎日で、マイペース過ぎて、いつも朝の支度ではイライラして怒鳴ってばかりいたのですが、上記のような声掛けをすると
「じゃあ僕、もっと早くお支度する」
と自分から言ってくれたんです。

私もこれはチャンスだ!と思い、

『じゃあ「コレナンデ商会」(7:35~)が始まったら、靴を履こうね』

と見ているTVをキッカケにしたルールを決めてみることにしました。

すると次の日から、コレナンデ商会が始まったら、自分からかばんを持って玄関へ向かう息子の姿が・・・・(T_T)大泣き!

 

いや、まじで感動しましたよ。自己肯定感ってすごいなって(本当に正しいかかわりが出来ているかは謎ですが)。

次女(1歳)のケース

ちなみに次女の場合は、上の子らと同じことがしたくておもちゃに手を出してケンカをしたり、食事中も自分の好きなものがないと「イヤイヤ」。

上の子2人と比較にならないほど強烈なイヤイヤ期でした。
癇癪もあり、かなり甲高い声でひたすらギャン泣き。

忙しい時は手におえず、放置して泣かせっぱなしにしていたことも。(ネグレクトに近いですよね・・・)

 

そんなハードルが高すぎる次女ですが、とにかく次女を抱っこして、気持ちを代弁することを重点的にしました。

たかが1歳、されど1歳。

大人が何を言っているのかはちゃんと理解しています。
3人目ということもあり、周囲の空気を読む力は誰よりも優れていることは以前からわかっていました。

だからとにかく抱きしめて、言いたいことを

「C(次女)はあのおもちゃで遊びたかったんだよね?」
「これが食べたいんだね?」

とまず共感してみる。

そしてママの気持ちをわかるように話してみる。

「あのおもちゃは、お兄ちゃんのなんだよ。じゃあ代わりにこっちので遊ぼうか?」

などと声掛けをしてみると、あんなに癇癪を起していた次女もすんなりと「うん」とうなづき、提案を受け入れてくれるようになりました。
すると次第に、次女から私のところに来て、何語かわからない言葉で必死に訴えてくるようになりました。
多分次女なりに「ママがきいてくれる」という安心感を感じてくれたんだと思います。

私自身のモチベーションもUP!

もうね、ここまでくると自分が楽しんじゃってるんですよね。

子供の変化が楽しすぎて、「もっと頑張ろう!」って。

 

最初はこんなに効果があるなんて思いもせずに、始めたこのかかわりですが予想以上の効果がありました。

今の私は、やる気と自信に満ちています(笑)

 

そして子育てに対する余裕も出来て、子供たちが少しずつ落ち着いたことでも、時間や心の余裕も出来ました。
自己肯定感、おそるべしです。

 

ここでは、私の健忘録として子供らの成長と自身のかかわりを残しておくために書かせてもらいました。

子供が大きくなった時に、また振り返ることが出来たらいいな、そんな気分です。

ぜひ、子育てに悩んでいる方は自分自身のかかわりを見直してみてもいいかもしれません。