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子供が風邪をひきやすい家庭がやりがちなこととは⁈看護師ママが教える本気の予防法

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この時期気になるのが風邪やインフルエンザなどの感染症ですよね。

必死に手洗いうがいや人ごみを避けていても、なぜか風邪をひいてしまうとあきらめてしまうママさんも多いと思います。

確かに学校や保育園などでは集団生活をしている以上、感染リスクは高く仕方ない部分もあるのですが、家庭内でも感染を予防する意味でも、もう一度あなたの予防法を見直してみてはいかがでしょうか?

ここを見てくれている方はすでに基本は十分に承知していることと思います。ですので、今回は感染リスクを高めてしまうやりがちな行動や、意外な予防法などを紹介していきたいと思います。

まずは大人と子供の免疫力の違いがあることを理解して

当たり前ですが、大人と子供では免疫力に大きな違いがあります。パパやママなどの大人は、長い間生きてきた中で、たくさんの風邪をひき、病気にもなり、それらの病原体と戦うことで獲得免疫を得てきました。

それに対し、あなたの子供たちは今こそ、その真っ最中なのです。

つまり、大人では何ともないような細菌やウイルスでも、子供の体に侵入すると発症してしまうようなことが意外と多いのです。

今、あなたの手に付いているウイルスが子供の風邪などを引き起こす原因になってしまうかもしれないということを常に頭に入れておきましょう。



子供よりも大人の予防行動が重要

人が感染する時、その多くは手指を介して感染が成立するという事実があります。咳やくしゃみなどの症状がある場合は当然のようにマスクなどで予防行動をとることが多いと思いますが、手洗いについては気を付けていますか?

– 帰宅時
– 食事前

にちゃんと徹底してます!!!子供にもさせています!!!

という方、
それ、間違っていますよ。

私たち看護師はスタンダードプリコーションといって、

すべての人の血液、体液、汗を除く分泌物、傷のある皮膚、粘膜には感染性があるとして対応すること

を基本としています。

つまり簡単に言うと

血や体液(唾液や排泄物など)、分泌物(鼻水や痰など)、傷のある皮膚、粘膜に触れる前後には何らかの対応をしなければいけないということなんです。

私ら看護師自身の手に感染源となるウイルスや細菌が付いている可能性を考え、それを患者にうつさない対策とと、患者が持っている感染源を外に持ち出さないための対策と言えます。双方が感染源となる可能性があるということです。

これを家庭内の親子に置き換えてみましょう。

親自身が自分の手に持っている感染源(細菌やウイルス)を子供にうつさない対策と子供が持っている感染源を家庭に広めない対策といえますね。

ここを確実に予防が出来れば、家庭内での感染はほとんど防ぐことが可能といえます。

でも具体的にどういう行動をすればいいのか難しくて分からないという声が聞こえてきそうなので、私自身がママだからこそわかる、子育て中のママがやりがちな感染リスクを高める行動を紹介していきたいと思います。


やりがちな感染リスクを高める行動

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ここでは、子育て中のママがやりがちなNG行動を紹介します。自分かも・・・と思ったら、予防行動を改めてみましょう。

こどものや自分の鼻をかんだ後やおむつ替え後に手を洗わない

この時期、鼻水の症状が出るお子さんも多いと思います。まだ自分で鼻がかめない子はママがサポートしてあげたりしますよね。

そのあとに手洗いしていますか⁈

子供自身で鼻をかんだ後、手洗いをさせていますか?

風邪をひいていなくても、鼻水には大量のウイルスなどが含まれています。きょうだいがいる場合などは、鼻をかんだ後の手でそのままおもちゃなどに触れることであっという間に感染が成立してしまいますよ。

親自身もそのまま様々な場所に触れてしまうと、ウイルスを家中にばらまいているのと同じこと。

これはおむつ替えでも同様です。

特にウンチの場合はウイルスなどが含まれていることもあり、冬場はロタウイルスやノロウイルスなどがかかりやすく、感染すると排泄物にウイルスが多量に排出されるようになります。

症状が出ていなくても、不顕性感染といって無症状のまま、ウイルスを持っている状態になることだってあるのです。

ですので、看護師のスタンダードプリコーションのように、常に感染源を自分や子供が持っているかもしれないと考えて行動することがとても重要なのです。

消毒スプレーやお手拭きのみで手を洗わない

よくあるスプレーやジェルタイプの消毒剤。もしくは消毒できるお手拭き。

みなさん、アレを過信しすぎてはいませんか?

確かにそれらは殺菌効果もあり、感染予防にとても役立つことは事実です。

でも、それは目に見えた汚れがない場合の話。

目に見えた汚れがないとは、あまりに主観的過ぎて使いたくありませんが、要は自分で手を洗ったようにキレイな状態だと思ったら、それは消毒剤のみの使用でいいとは思います。

でもあなたが今スマホをいじっている手を見て、私は汚れがない状態だとは決して思いません。

私は看護師として働いている時は、定期的に「手の汚れ具合のチェックと手洗いチェック」を実施しています。というよりやらされているといった方が正しいのですが、大きな病院なので感染予防にはとても神経質なんですよ・・・。

その時は手にブラックライトで汚れが見える液体をつけて手洗いの前後を比較するのですが、よーくよーく必死に手を洗っても、完璧に汚れを落とすことはぶっちゃけ不可能です。そのくらい菌を完璧に殺すというのは難しいんです。

そしてさらに悲しいのは、そのきれいになった手で、ちょっと横の壁や机に触れるだけで、あっという間に触れた部分が汚れだらけになって、ブラックライトで見えるようになってしまうのです。

何が言いたいかというと、どう見ても汚れのない、いつも掃除をしているキレイな机に触れただけで、手が汚れてしまうとしたら、いつもあなたがいじっているそのスマホや日常品にはどれだけの菌やウイルスがいるか想像できますか?

ですので、私は

手洗い&手指消毒の2つの方法を併用

するようにしています。

アナタは子供と公園で遊んでいて、水道が近くにないからと、持っていたお手拭きや消毒ジェルで済ませて、お弁当を食べたりしていませんか⁈

公共の遊び場などは、他の子供たちの細菌やウイルスだらけだと思った方がいいです。

だからといって、外出しないという選択肢は私にはありません。何しろお出かけ大好きのワンオペ育児ですから(笑)
oneopeikuji.hatenablog.com

そこで適切な予防行動がとれるかどうかが重要だと私は思っています。

お手拭きタオルの共有

洗面所にみんなで使うタオルを置いてはいませんか?

家族みんな風邪ひいてないから、大丈夫でしょ(*´ω`*)
なんて思っていると、そこから感染源になったりすることもあります。

上でも、大人と子供の免疫力には違いがあると書きましたね。

そう、大人が何でもない細菌やウイルスでも、子供は発症してしまうのです。

大人が外から持ち帰ってきた、風邪ウイルスをタオルに忍ばせて、子供にわなをかけているようなもんですね。

せっかく手を洗っても、新しくウイルスを手に付けては、手洗いの意味もありません。

ぜひ、手洗い後には新しいタオルかペーパータオルの使用をおすすめします。
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まとめ

長く書いてしまいましたが、家庭内での感染予防のために重要なポイントをまとめます。

  • 子供だけでなく、親自身が細菌やウイルスを媒介しないような行動を
  • 消毒剤などに頼りすぎず、まずは手洗いが基本
  • お手拭きタオルなどの共有物に注意

今回は、子育て中の家庭にありがちな、行動をピックアップさせてもらいました。これらに気を付けて家族みんなが健康に過ごせるようにしたいですね。



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