
私は切迫早産で3度の入院を経験しています。その度に精神的に辛い思いをしてきましたが、そんなママを支える家族にもきっといろいろな想いがあるはず。
切迫早産になると、そんな双方の不満が溜まってトラブルになることも少なくないんです。(経験済)
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ママの気持ちとしては、
やりたいのに出来ない、どうしようもない気持ち
と家族の
なれない家事とサポートでクタクタ、愚痴りたい気持ち
が重なると、お互いがさらにストレスを感じてしまいます。
今回はそんな切迫早産の本人や家族が感じやすい気持ち、あるあるをいくつか紹介していきたいと思います。ぜひ切迫早産のママをサポートしている方の参考にしてもらって、穏やかなマタニティライフにつなげていただけたらと思います。
1:「ずっと寝ていられて楽だね」なんて死んでも言うな!!口にしたらもう子供には合わせてもらえないと思え
汚い言葉ですいません。でもこれ重要。本当に一番重要!!!
切迫早産の治療ってまずは安静なんです。
見るからにゴロゴロ、スマホをいじって怠けてる。そう見えるけれど、これしか出来ないんです。いや、やろうと思えば出来るよ⁉動けるし、家事だって出来る。
でもそれじゃ、子供が産まれちゃうから、安静にしているだけなんです。
それでも怠けてると思うなら、動いてあげましょう。
その代り、責任を取るのは怠けているといったアナタです。
早産で身体が未熟で産まれたら、自宅にも連れて帰れません。周りの人に
「早く生まれちゃって、入院して人工呼吸器つけてるんですよ~喉にも穴を開けたみたいで~アハハ」
なんて笑って言えますか?
成長するたびに、他の健康な子供と比べて、もっと気遣ってやればよかった・・・と思っても時すでに遅しです。
脳にダメージがあったら一生その子に付き添ってケアをしてあげて下さい。移動も車いすかもしれませんし、脳に障害があったら、施設での生活になるかもしれません。
出産までの数か月とその子供の一生を天秤にかけても、切迫早産って楽でいいよねと思えるなら、ぜひママに動いてもらいましょう。
そのくらい大切なことを寝ながらしているんです。ゴロゴロしてると思う気持ちも分かりますが、どうかどうか優しくサポートしてあげて下さい。
2:髪もボサボサ、体は汗くさい。だけど何も出来ない。これが切迫早産なんです。
一日ゴロゴロしてるなら、少しは身なりくらい気をつかえよ!!
って思う人も少なくないと思います。
でもシャワーもダメ、トイレと洗面以外に立つのもダメっていう規制がかけられているんです。
私だって面会に来てもらったりするのに、メイクをどれだけしたかったことか・・・
女子力はかなり落ちますが、でも心の中では女の子でいたいと思っているんです。
パパよ、どうか他の女の子を代わりに・・・なんてことはしないでね。
3:「あれとって」「これしといて」本当に何も出来なくてごめん。申し訳なさはいつも感じてます。
家族をパシリのように使ってしまうことが多い安静中ですが、何も好きでこき使っているわけではないことを分かってくださいm(__)m
本当に申し訳ないと思いながら、動けないんです。
その分、安静解除になって動けるようになったらおいしいご飯たくさん作るね♪と思っているんです。
そして安静中のママは「いつもありがとう」の感謝を気持ちを声に出して家族に伝えましょう。
4:週に1回の面会でも、それだけが心の支え。
毎日寝てばかり。何のために生きてるんだろう。
そんなことさえ考えてしまうのが切迫早産の安静中。
そんな時に心の支えなのはやっぱりパパや家族なんです。くだらない話でも十分。いつも一人で過ごしているので余計に家庭のあたたかさが身に沁みます。
私も家族に本当に支えられました。入院や安静中は心が折れそうになるけれど、この辛い時間があったからこそ、子供が大きくなった今でも「家族はかけがえのないもの」という大切さを忘れないで過ごすことが出来ています。
この体験はきっと何年か後に、家族を自分を成長させてくれる貴重な経験となっていくのです。
5:お腹が張るを口癖のように言うけれど、それはかなり緊急事態なんです。
切迫早産になると、気になるのがお腹の張り。これはママのお腹が赤ちゃんを出すための練習をしていて、それがくり返し、波に乗ってしまうと陣痛になります。
「またお腹が張ってきちゃった!」
と口にすることが多い切迫早産のママですが、本人にしか分からない症状なので、周囲にいる人は
「またなんか言ってる」
なんて思いがち。でも出産の兆候だと思えば、ちょっと大変なのかな⁉と気遣ってあげることが出来ませんか?
軽く流すのではなく、ちょっと真剣に耳を傾けてあげて下さい。
6:「まだ退院できなそう!?」って出来るもんならこっちが1番退院したいわ!!
これはパパが良く口にしていましたね(-_-;)
「今日診察があったんだよ」
なんて報告すると、
「どうだった⁉まだ退院無理そうなの⁉」
という会話。
何も悪気もないし、自然に質問しているのもよくわかります。でも、妊娠中のデリケートな精神状態に切迫早産の入院のつらさが重なって、こんな会話も嫌味に聞こえちゃうんですよね。
退院したい気持ちは本人が一番強いです。好きで入院しているわけではありません。
なので、退院まだ⁉と急かすような言動はちょっと控えましょう。
7:家事とか下の子の育児とかしてくれてありがとう。私は入院中にパパに本当に救われました。
なんか感謝の手紙みたいですが、切迫早産の入院中と自宅安静中は本当にパパに感謝しまくりでした。
今まで家事なんてやったことのないパパが、子供たちのためにご飯を作っていたり、買い物に行ってくれたり、子供のお迎えの時間にはさみしい思いをさせないようにって毎日迎えに行ってくれたこと、今でも忘れていません。
辛かったけれど、あの経験があったから、私たち家族の形がより良いものになったと思っています。
まとめ~つらいけれどそれぞれが受け入れて、家族という形で成長していこう~
本人も家族も、なってみないとこの切迫早産のつらさは理解できません。
周りの人も、つらさが理解しがたいのが切迫早産の大変さでもあります。
だからこそ、家族のきずながとっても大切。新しい家族を迎えるためにも、今が正念場だと思って、お互いを思いやりながら頑張ってくださいね。大丈夫、終わりは絶対きますから。そして終わるときには、可愛い可愛い家族が増える時なんです!
グダグダ書いてしまいましたが、今切迫早産で頑張っている方のエールになればと思います。