
ついにやられました。先日、まだ1年経っていないお気に入りのファミリーカーをお店の駐車場で当て逃げをされてしまったのです。
当て逃げを実際にされた人ならわかると思いますが、あの傷を見た瞬間に怒りというか言い表せない感情がふつふつとこみあげてくるんですよね。
ふざけんなよ、犯人。絶対に見つけ出してやる。
というのが一番最初に思ったことでした。
そしていろいろありましたが、なんとか犯人の車を割り出し、現在は警察が犯人を捕まえてくれることを待っている状態です。
でもよく言われるのは、
「ただの物損事故で当て逃げだと警察はろくに動かない」
ということです。
そんなことは百も承知です。
ですので、犯人を追い詰めるべく私が取った行動を今回は紹介していきたいと思います。今後同じようなことが起こってしまった方の参考になればと思ってつづっていきたいと思います。
1 警察を呼ぶ

当たり前のことですが、実際には駐車場などで当て逃げをされて、警察を呼ばずに泣き寝入りしてしまう人が少なくありません。
- 警察を呼ぶのが面倒
- どうせ犯人は見つからないだろうと思ってしまう
このような理由から警察を呼ばずに済ませてしまうのでしょうが、万が一あとで犯人の手がかりがわかったとしても、事故当時に警察を呼んでいなければ、事故対応すらしてもらえなくなってしまうのです。
私はとにかく泣き寝入りだけはしたくありませんでした。ちょっとでも可能性があるなら、犯人の手がかりを見つけたい、そう思ってすぐに警察に電話をしました。
ちなみに警察に電話をすると
「事件ですか?事故ですか?」
と最初に聞かれるので、
「事故なんですが、当て逃げをされました。」
と相手がいないことをしっかり伝えましょう。
そのほかにも
- 発生時刻
- 発生場所
- 負傷者の有無
- 乗っている車の車種・色
などを聞かれますので、正確に伝えましょう。
ちなみに警察を呼んでもすぐ来るとも限りません。上記のことを伝えると、緊急性は少ないと考えられ、サイレンもつけずに現場に来ることが多いです。
意外と待ち時間があるので、車内なりお店なりで待つのがいいかと思います。
ちなみにこの間に監視カメラを見せてもらえばいいじゃない!と思うかもしれませんが、店舗は基本的に、警察の要請があって、監視カメラを公開してくれるようです。
一般人が監視カメラを見せろ!とわめいても無理なので、おとなしく冷静に警察が到着するのを待ちましょう。
警察が到着したら、
- 車の傷
- 当時の状況
などを一緒に確認します。
そして、監視カメラを確認するために店舗にお願いに行きます。
2 監視カメラの確認

私の場合は店長さんが対応してくれて、快く監視カメラの映像を見せてくれました。
警察の方と一緒に確認すると、犯人のものらしき車を確認することが出来ました。
しかし死角などもあり、実際の事故の様子は映っていませんでした。
というより、監視カメラの画像はかなり粗いですし、遠目からの映像なので、監視カメラで事故の様子を確認したり、犯人の車の特定はほとんど無理だといえます。
皆さんも店舗などの監視カメラで犯人の車が特定できるとは思ってはいけません。
運が良くて車の形・色が精一杯かと・・・
あまり監視カメラに期待しない方がいいようです。
私の場合も警察の方から
「多分黒っぽい軽自動車ですね~それ以上はちょっと・・・」
という感じで、犯人捜しは終了しました。
多分普通の人なら、「しょうがない、あきらめるか」で終わる話かと思いますが、私にはまだもう一つ手がかりの可能性が残されていました。
そう、ドライブレコーダーの映像です。
3 ドライブレコーダーの確認

警察の方に
「ドライブレコーダーがついているので、もしかしたら犯人の車が映っているかもしれません!」
と言ってみたところ、
「じゃあ自宅なりで確認して、何か手がかりがわかったら警察の方に連絡をしてもらってもいいですか?」
とのこと。
おい、すぐ確認してくれるんじゃないのかよ!
と突っ込みたかったのですが、多分当て逃げの対応なんてみんなこのくらい軽いんでしょうね・・・
でも犯人に対する私の怒りは収まるはずもありませんが・・・
ちなみに調書とか取られるのかと思ったら、そのまま終了~という流れで時間としては30分ほどしか警察の方とは話をしませんでした。
本当に当て逃げの物損事故って塩対応なんですね。でもこのくらい軽い対応なら、面倒でも警察をちゃんと呼んだ方がいいですよ。長い時間、拘束されずに済みますから。
話がそれましたので、ドライブレコーダーの話に戻しましょう。
その後自宅に戻り、ドキドキでドライブレコーダーの映像をチェックしてみたところ・・・
おー!映ってたー!!!
ナンバーすべては無理でしたが、4ケタのナンバーと車種・色の特定はできました。
犯人の人相もなんとなくつかめたところで、また怒りの感情がこみあげてきます・・・
「このガキがぁぁ!!!」
と叫びたい気持ちを抑えて、再度警察に連絡。
すべての情報を伝えて、データを持参した方がいいと思ったので、データを持っていく旨を話したところ
「あ、また何かありましたらこちらからご連絡しますので。」
と話が終わってしまったではありませんか。
なにこの素気ない対応・・・
もしかしてなかったことになりつつあるのではないか・・・という不安がよぎり始めます。
確かに当て逃げの物損はろくな対応をしてもらえない・・・
どうする私!!!
そうだ!子供が乗っていたじゃないか!!!
物損がダメなら、人身に切り替えてやる!!!
もう意地でも犯人を見つけ出したい私は、子供を連れて病院へ行きました。
4 保険会社に連絡
子供を病院に連れていく前の一コマ。
警察への連絡も済んだので、今度は自分が加入している車の保険会社に連絡をしました。
私は自分の車両保険を使用することは全く考えていなかったので、とりあえず当て逃げの報告と相談がメインです。
ここを怠ってしまうと、今後犯人が捕まった場合のやり取りなどで相手の言い様によっては自分が不利になってしまう恐れもあるためです。たとえ車両保険に入っていなくても、保険会社への連絡は必須です。
また自分が乗車していたり搭乗者がいた場合には、ケガなどをしていた場合、相手が分からなくても自分の保険から病院でかかった金額を賄うことが出来ます。そしてこれで保険を使っても、等級は変わることはありません。
車両保険は使ってしまうと等級が下がり、次の保険料が高くなってしまいますが、自分や搭乗者のケガなどで病院の費用を保険で賄うことは全くデメリットがないので、当てられた時に誰かが車に乗っていたなら、絶対に病院で診断書をもらうようにしましょう。
ココが最大のポイント。
物損事故から人身事故に切り替えられるかで、犯人を追い詰めることが出来るかどうかの分かれ道になってきます。
4 乗っていた子どもを病院へ⇒診断書をもらう
その後、事故当時乗車していた子供を、病院に連れていき、診てもらいました。
子供の場合
「何にもないから平気だよ~」
と言っていても、後日症状が出てくる可能性もありますし、乳幼児の場合は痛みなどを正確に訴えることはできません。
親が判断するのではなく、しっかり医療機関で見てもらうことが重要です。
実はこの時の病院の選び方もとても重要で、私が最初に近くの外科に連絡をすると、
「交通事故の場合の医療費はすべて全額負担をお願いしています。そして後日、保険会社さんを通して相手方に支払ってもらい、被害者の方に支払ったお金が返還されます。」
と言われてしまったのです。
でも相手は見つかっていないし、急にそんな高額な手持ちもない状態です。
健康保険も使えないのか、子供の場合、福祉受給の利用は出来ないのかと聞いても
「絶対に全額負担」
と言われてしまったのです。
しかし別の病院に連絡すると
「保険で診察できますよ。すぐにいらしてください。」
と言ってもらえて、その病院を受診することが出来ました。
よく交通事故の初期の医療費は被害者側が全額負担をしなければいけない、ということも言われていますが、必ずしもそんなことはないようです。
みなさんも当て逃げに合った際は、いくつかの病院で支払いの方法を聞いてみることをおすすめします。
5 診断書を理由に物損事故から人身事故へ(今ココ)
子供を連れて受診し、診断書も手に入れたのちに、また改めて警察に連絡をしました。
「子供が事故がきっかけでケガをした可能性もあるので、人身事故に切り替えてもらえませんか?」
と診断書もあることを告げ、人身事故に切り替えることにしました。
「体調は大丈夫ですか?」
と気に掛けるような言われ方もしていましたが、警察が内心どう思っているかはわかりません。
めんどくせえ女だなぁ
なんて思っているかもしれません。
でも、当て逃げをされた方の気持ちは恨み・憎しみ・悔しさ・・・
様々な負の感情が抑えきれません!
絶対に犯人を見つけて、反省させてやる!
という意地でここまでやってきました。
もう個人的に出来るのはここまでかと思っています。やれることはやった。あとは警察に期待するだけ・・・(かなり不安だけど)
という状況におりますので、今後犯人が見つかったらまた追加の報告を書かせてもらいますね。
車の傷を見るたびに心が痛みますが・・・
みなさんも当て逃げの被害にあわないよう、気を付けて運転してくださいね。
長文読んでいただきありがとうございました。